ディアマンテ宮前のこだわり日記

第329回 24歳みなみちゃんは古株候補生~の巻

みなみちゃんに初めて会ったのは面接の時だった。
新宿店でケイコちゃんから買ってくれている可愛いお客さん、とは聞いていたけれど、どんな女の子かまったく知らなかった。

真っ白な小悪魔コートを着て、みなみちゃんは現れた。
第一印象は背が高くてスタイルの良い美人タイプだなぁと思った。

が、いくら綺麗な女の子でも話を聞いているうちに(このひとは無理だなぁ・・)と判断するときもある。
美人でなくとも話を聞いているうちに(良い子だなあ)と思えてくることもある。
元々のカタチも大事だが、入社して3ヶ月も経てば大概みんな可愛く派手に変身していくものだ。
しかし、服は好きでも接客には向いていないという性格のひともたまにいる。

みなみちゃんは美術系の学校出身で、自分の描いた絵と、卒業式のときのマリーアントワネット風のドレスを着た写真を面接のプレゼンとして持参していた。
実をいうと絵はなんだか暗い色調で、結構オタクなのかなあと一瞬感じた(?)
けれど学校の友達や家族と一緒の写真なども見せてくれて、色々話をするうちにオープンな明るい性格なんだとすぐ好印象を持った。

アントワーヌワンピを卒業パーティで着た写真もなかなか可愛かった。
もう何人もの人を面接してきたけれど、初対面で相手をどんなひとか見極めるのは本当に難しいものだといつも思う。

結局、決め手はちょっとしたひと言だったりする。
みなみちゃんの場合は、面接のときに言ったこの言葉で決まった。
それは・・・

「私はディアマンテの古株って呼ばれるようになりたいんですicon_exclamation.gif」だった。

(絶対頑張りますicon_exclamation.gif)とかよりもずっとユニークで、そして心に響いた。
「古株」は決して悪い言葉ではない。「重鎮」と置き換えてもよい。

古株=会社の顔といっても良い大切な存在だ。
入社してからのみなみちゃんはメイクやヘアがどんどんバージョンアップ、そして知らない間に驚くほどスリムになっていった。
人気の出る芸能人ほど、あっという間に別人のように綺麗になっていくように、みなみちゃんは短期間で一般人から特別な人に変わった。
なんだかもうすでに「古株」のような落ち着きと貫禄がある。

新しいスタッフがディアマンテのショップに初めて立ちだした時は、なんとなくお客さんなのかスタッフなのかわからない曖昧な感じに見えるが、段々立っているその周りがパッと輝いて見えるようになってくる。

ディアマンテオーラが出てきたそのときから「古株」への道が始まるのである。
本当の【古株みなみちゃん】になる日を心から楽しみにしている。

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みなみちゃんおめでとうicon_exclamation.gif

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新宿店3人娘も入社当時とは別人のようicon_exclamation.gifディアマンテに入社するとみんな可愛くなるね