紅葉屋形船～の巻

また、月に一度の楽しみな日がやって来た。

僕が一番好きな両側に庭が見える部屋。

紅葉のバランスが絵のようだ。

今日は食事前に渡月橋から保津川までを(大堰川と呼ぶらしい)舟からゆっくり紅葉を眺めながら往復する。

吉兆の提灯を誇らしげにぶら下げた僕たちの舟は羨望の的...

ちょっと嬉しい

お月見の時と同じ、担当のまりこさんがお酒とおつまみを運んで一緒に乗ってくださる。

前と違うのは、小さな手炙り用の火鉢があることだ。

見た目も風流だがちゃんと炭が入っていてとても温かい。

こんな細やかな気遣いが吉兆だなあと思う。

とても寒い日だが、ゆっくり熱燗で暖まりながら川を下る...

冷たい風も気持ち良くずっとこうしていたい気分だ。

毎回吉兆の門の前で女将と２ショットを撮るのも僕の決め事。

門の景色も季節ごとに変わるが、女将の着物も毎回ステキだ。

今日は淡い青磁色の着物に紅葉の柄の帯が可愛い。

女将と出会ってから和服の女性がとても気になる。

もうずっと月に一度しか休みを取っていないが、その一日はとても充実している。

渡月橋から見る嵐山の景色は若い頃には見えなかったものが見える。

大人になるということは素晴らしい。

来月は師走の京都...

また、今から楽しみにしている

☆☆☆ディアマンテガールLOVE宮前☆☆☆☆